竹刀の安全確認ついて


  剣道は激しい格闘競技にもかかわらずアキレス腱の切断以外は大きな事故は比較的少ない。しかし、

竹刀の破損や不備な竹刀の使用などから大きな事散が発生する可能性もあるので、大きな事故を

防ぐためにも日頃から竹刀の安全を確認し不備な竹刀は絶対に使わないようにしなくてはならない。


竹刀の安全確認方法


●使用してはならない竹刀の例

    (1) 竹が折れたり割れたりささくれのある竹刀

    (2)竹に虫食いやきずのある竹刀

    (3)先革の破れた竹刀

    (4)中ゆいがゆるんだり切れている竹刀

    (5)柄革が伸びて弦がゆるんでいる竹刀

    (6)ちぎり (竹刀の握りの部分にある鉄片) が不完全な竹刀

    (7)鍔の固定していない竹刀

    (8)セロテープやビニールテープ等で補修した竹刀

    (9)先ゴム、ちぎり以外の異物を挿入した竹刀

   

 
竹刀の手入れ方法
  不備な竹刀を発見した場合は下記の手入れ方法の例を参考にする。

  ●手入れ方法の例

   (1) 竹刀の乾燥を防ぎかつ弾性を保たせるために、竹に植物油を染み込ませる。または、植物油を布に含ませ、その油で竹をみがく。

   (2) 竹にクラック(ひび割れ)が生じた時は、取り替える。

   (3) 先革の破れたものは、新しいものと取り替える。

   (4) 先ゴムおよび鉄片 (竹刀の握りの部分にある〜ちぎり) をつける。
      
   (5)中ゆいを正しい位置 (竹刀の先から竹刀の1/4位置) で固定する。

   (6)稽古前・稽古後、全員一斉に各自で自分の竹刀を点検し、不完全なものは使用しないように心がける。