剣道の好きな点


剣道の好きな点
剣道の好きな点はどんなところかと聞かれたら、正直なところあまり好きじゃないと答える人もいるかも知れない、嫌いじゃないけど大好きではないというのが本音ではないだろうか。
まず、嫌いな点をあげてみよう。

打たれると痛い、 防具がくさい、 稽古がきつい、 試合に負けてばかりいる。

頑張っても頑張っても強くならない、寒稽古のとき道場の床が冷たくてつらい、

先輩後輩の上下関係がはっきりしている。
などで、剣道は修行すると言うくらいだから仕方がないといえば仕方がないと思うが・・・・。
次に好きな点では、 

 同じ目標を持つ友達が出来る

仲間と共通の話題が出来る

合宿などの団体生活が楽しい

きつい稽古が終了して面をはずした時の開放感

つらい稽古をやり通した充実感

指導を受けて技が成功した時の満足感 

試合に勝ったときのうれしさ

先生にほめられた時の優越感

近所の人に、元気な挨拶だねと喜ばれた時

昇段試験で合格した時
などであるが好きな点というのは嫌いな点をじっと我慢していれば逆転することが多々ある。これが剣道の魅力かもしれない。学校と同じで勉強は嫌いでも友達と会うのが楽しい。
剣道の稽古はつらいけどその中で ささやかな楽しみを見つけ続けていくことが大切だと思う。「継続は力なり」 を実践することにより将来きっとやっていて良かった、と思う時が来る。そして、何よりも「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」という大きな目 標をかかげ、修行することにより真の人間を作ろうとしている、そんな剣道が心身とも充実した人間として生きようとする一般人に受け入れられているのかも知 れない。